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楚漢群雄伝 竹村絃一


楚漢群雄伝 「項羽と劉邦を巡る人々」
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『項羽と劉邦』始皇帝没後、秦の圧政に耐えかねた叛乱が起こり、各地で英雄豪傑と称される群雄が挙兵し世は騒然とするが、やがて反秦勢力は西楚の覇王項羽と漢王劉邦の二軍団に収束されて楚漢抗争時代に入る。
六国の王族・将軍・謀臣・説客等の中には、大業達成を夢見る者、亡国再興に命を懸ける者、大義に殉ずる者、朋友との仁義を重んずる者、立身揚名に狂奔する者、己の安寧のみを望む者、世を儚み隠遁を願う者と様々な人々が己の全身全霊を傾け懸命に生き抜いていた時代であった。両雄激突時代に人生如何に生きるべきか、乱世に如何に身を処すべきか人々は悩み抜いたのである。三国志より四百年も前の話であるが、中国古代史を語る上では外せない示唆に富んだ波瀾の時代であった。

楚漢群雄伝「項羽と劉邦を巡る人々」
著者・竹村絃一
発行所・ルックフォワード
定価:本体1429円(税別)

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今だから 書ける、この本のウラ話 第10回 楚漢群雄伝…項羽と劉邦を巡る人々 竹村紘一(発行・ルックフォワード)


今だから 書ける、この本のウラ話  第10回

楚漢群雄伝…項羽と劉邦を巡る人々(発行・ルックフォワード) 歴史作家・竹村紘一さん

若い時に『史記』や『漢楚軍談』を読む機会があり、その頃から本を書きたいと思うようになり、その思いが抑えがたく、退職後は複数の歴史研究会に入会し活動しながら執筆活動に入った。日本史もさることながら中国古代史の面白みはまた格別なものがある。登場人物が多く、地名も変わったりしていてなかなかに面倒であった。事実が不明確な面も多くなんとか発刊に漕ぎ付けたがまだまだ推敲すべき点も多いと感じている。始皇帝没後、秦の圧政に耐えかねた叛乱が各地に起こり再び乱世となる。契機となったのが、陳勝・呉広の決起であり物事の魁をなすことを陳呉をなすという。二人に触発されて各地で群雄が挙兵し世は騒然とするが、やがて反秦勢力は西楚の覇王項羽と漢王劉邦の二軍団に収束されて楚漢抗争時代に入る。六国の王族・将軍・謀臣・説客等の中には、大業達成を夢見る者、亡国再興に命を懸ける者、大義に殉ずる者、朋友との仁義を重んずる者、立身揚名に狂奔する者、己の安寧のみを望む者、世を儚み隠遁を願う者と様々な人々が己の全身全霊を傾け懸命に生き抜いていた時代であった。両雄激突時代に人生如何に生きるべきか、乱世に如何に身を処すべきか人々は悩み抜いたのである。本書では、漢帝国創設の功臣とされる張良、韓信、䔥何、英布、彭越、陳平や項羽軍の名将とされる龍且、鐘離昧、季布を始めとする六十七名の群雄を取りあげた。己を誰かに比定するのも一興であろう。三国志より四百年も前の話であるが、そのスケールの大きさや面白さは三国志に勝るとも劣らないもので、中国古代史を語る上では外せない示唆に富んだ波瀾の時代であった。

楚漢群雄伝…項羽と劉邦を巡る人々
竹村紘一 (発行・ルックフォワード)
本体1238円+税 ISBN978-4-939032-23-3

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