東京文献センター
TOP>>夢は待ってくれる‐女32才厄年フランスに渡る
Tweet夢は待ってくれる‐東京の広告代理店でOLをしていた著者がフランスに留学、日本文化に興味のあるフランス人と知り合い、最後にはフランス人と結婚しフランスに残ることを決めたことを書き上げた三十女の鋭い観察力を元に率直でエスプリの効いた痛快エッセイ
「夢は待っていてくれる」拝読しました。面白くて一気に読みました。なんだか私にも「元気をだしてやってみよう!」ていう気力が湧いてきました。ただ私の年齢が32歳厄年から10年過ぎてしまいましたが……。フィアンセのパスカルが怒り出さないよう、先手先手を打って褒めたり、よしよしと体を撫でてあげたりするところを読んで(パスカルは案の定すぐに上機嫌になる)おお、これぞ日本女性の細やかな気遣いだ!と恐れ入りました。これがフランス人男の操縦法なのですね。ちょっと勉強になりました。
剣道仲間のドイツ女性(世界各地で暮らし、5ヶ国語を話しプロレスラーのような体躯)の痛烈な一言。「セカイジュウ、ドコノクニデモ、オトコノヒトハ、コドモデス」これには笑いました。で、思い出したことがあります。私の知人に占い師がいるのですが、妻が夫の運勢をみてほしいという時、必ず皆こういうそうです。「うちのおとうちゃんの性格<コドモ>ってでてない?」<男=コドモ>は万国共通のことのようですね。
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