今回は、
編集者でも勘違いすること
です
本の流通のお話です。
ISBNがあれば書籍販売会社(取次)経由で全国の新刊書店へ本売ることができる
これは誤りです。ISBNは誰でも取得することができます。それとは別に「出版社コード」という0000~9999までの4桁のコードが必要です。このコードは日本国内の全書籍販売会社共通のコードです。雑誌の場合は、ISBNコードの代わりに雑誌コードというコードを使います。
というわけで、販売会社(取次)と取引するにはISBNだけでは流通不可能です。
ISBNは国際標準図書番号と言われている数字13桁で本を特定するためのコードです。弊社のウェブショップ半代記を例にとって說明いたします。
ISBN978-4-925187-90-9 ウェブショップ半代記
ISBNの内訳は、978(本を表す、978と979がある)、4(国コード・日本)、925187(出版社コード・東京文献センター)、90(個別コード・ウェブショップ半代記)、9(チェックデジット・コードの誤り計算用)このコードは使い回しができません!世界で1つだけのコードです。※アメリカでは978を割り当て終わり979をつかっているとのことです。また、本の2段バーコードは、パンやお菓子他多数の商品についているバーコードの派生系だそうです。